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クラウドワークスとランサーズはどっちがおすすめ?

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最終更新日:2026年8月21日

クラウドソーシングで副業を始めるとき、代表的な選択肢になるのが「クラウドワークス」と「ランサーズ」です。

どちらも登録無料で、ライティング、動画編集、デザイン、システム開発、オンライン事務などの仕事を探せます。そのため、サービス名だけを見ても違いが分かりにくいかもしれません。

結論からいえば、1件の税込契約額が20万円未満なら手数料面ではランサーズ、20万円を超える大型契約ならクラウドワークスが有利です。

ただし、実際の稼ぎやすさは手数料だけでは決まりません。自分のスキルに合う案件数、応募者数、発注者の信頼性、継続発注の有無まで確認する必要があります。

この記事では、両サービスの手数料を同じ契約金額で計算し、仕事形式や選び方、初心者が実際に比較する手順まで解説します。

クラウドワークスとランサーズはどっちがおすすめ?

どちらか1つを先に使うなら、10万円以下の案件を中心に始める初心者にはランサーズをおすすめします。

ランサーズ」の受注者側システム手数料は、税込契約額の16.5%です。一方、「クラウドワークス」は10万円以下の部分に20%の利用料がかかり、利用料に対する消費税を含めると実質22%が差し引かれます。

たとえば税込5万円の契約なら、振込手数料や源泉徴収を考慮する前の受取額は次のとおりです。

  • クラウドワークス:39,000円
  • ランサーズ:41,750円

同じ契約金額なら、ランサーズのほうが2,750円多く残る計算です。

ただし、次の条件に当てはまる場合はクラウドワークスも有力です。

  • 自分の職種に合う募集がクラウドワークスに多い
  • すでにクラウドワークスで評価を獲得している
  • 1契約の税込金額が20万円を超える
  • 希望条件に合う継続案件からスカウトを受けた

登録だけなら両方とも無料です。最初から片方に決めつけず、同じ条件で案件を検索してから、主に使うサービスを決める方法もあります。

クラウドワークスとランサーズの違いを比較

両サービスの最大の違いは、受注者の手数料体系と、発注者側にも手数料がかかるかどうかです。

比較項目クラウドワークスランサーズ
会員登録無料無料
受注者のシステム利用料20万円超の部分5%、10万円超20万円以下の部分10%、10万円以下の部分20%税込契約額の16.5%
利用料に対する消費税別途加算16.5%に含まれる
発注者のシステム利用料原則無料。タスク形式や有料オプションなどは除く税込契約額の5.5%
主な仕事形式プロジェクト固定報酬、時間単価、コンペ、タスクプロジェクト、コンペ、タスク、時間報酬、月額報酬、パッケージ
仮払い制度ありあり
実績認定制度プロクラウドワーカー認定ランサー
通常の振込時期15日締め月末、月末締め翌月15日15日締め月末、月末締め翌月15日
振込手数料楽天銀行100円、その他の銀行500円口座により110円または550円

手数料や振込条件は変更される可能性があります。契約するときは、各サービスの見積もり画面と公式ページで最新情報を確認してください。

手数料を同じ契約金額で比較

税込契約額20万円が両サービスの受取額が並ぶ分岐点です。

クラウドワークスでは、金額帯ごとに異なる料率が適用されます。契約額全体へ1つの料率を掛けるわけではありません。

次の表は、税込契約額から受注者側システム利用料とその消費税を差し引いた概算です。振込手数料、源泉徴収、所得税、住民税などは含めていません。

税込契約額クラウドワークスの受取額ランサーズの受取額有利なサービス
10,000円7,800円8,350円ランサーズが550円多い
50,000円39,000円41,750円ランサーズが2,750円多い
100,000円78,000円83,500円ランサーズが5,500円多い
200,000円167,000円167,000円同額
300,000円261,500円250,500円クラウドワークスが11,000円多い
500,000円450,500円417,500円クラウドワークスが33,000円多い

20万円未満の契約はランサーズが有利

初心者が受注しやすい数千円から数万円の契約では、ランサーズのほうが手取りを残しやすい計算です。

クラウドワークス」では、税込10万円以下の部分に実質22%の利用料がかかります。「ランサーズ」は契約金額にかかわらず16.5%です。

ただし、手数料が低くても、案件を受注できなければ収入にはなりません。ランサーズで条件に合う案件が2件、クラウドワークスで10件見つかるなら、クラウドワークスのほうが受注機会を作りやすい可能性があります。

20万円を超える契約はクラウドワークスが有利

1契約の税込金額が20万円を超えると、超過部分の利用料が実質5.5%になるクラウドワークスが有利です。

たとえば税込50万円の契約では、概算受取額に33,000円の差が生まれます。Webサイト制作、システム開発、長期の動画制作など、契約金額が大きい仕事では無視できない差です。

ここでいう20万円は、すべての案件を合計した月収ではありません。システム上で計算対象となる契約金額や支払い単位を指します。時間単価制などでは計算単位が異なるため、契約画面の受取額を確認してください。

発注者の総予算までそろえると差は小さくなる

「契約金額が同じ場合」と「発注者が支払う総額が同じ場合」では、比較結果が変わります。

ランサーズでは、受注者だけでなく発注者にも税込契約額の5.5%のシステム手数料がかかります。一方、クラウドワークスはプロジェクト形式などの発注者側システム利用料が原則無料です。

発注者の総予算を10万円にそろえた場合の概算は次のようになります。

サービス発注者の総支払額設定できる契約額の目安受注者の受取額の目安
クラウドワークス100,000円100,000円78,000円
ランサーズ約100,000円約94,786円約79,146円

同じ契約額ならランサーズが5,500円有利ですが、発注者の総予算をそろえると差は約1,146円まで縮まります。端数処理などで実際の金額は変わるため、最終的には見積もり画面で比較してください。

案件数だけで選ばないほうがよい理由

比較すべきなのはサイト全体の案件数ではなく、自分が実際に応募できる「有効案件数」です。

サービス全体の登録者数や累計案件数が多くても、次のような案件は収入につながりません。

  • 自分のスキルでは納品できない
  • 募集が終了している
  • 予算と作業量が合っていない
  • 応募者が極端に多い
  • 実績公開が認められない
  • 納期や稼働時間が副業の予定と合わない
  • 発注者の本人確認や過去の評価に不安がある

「Webライティング」「動画編集」などの検索結果件数だけでなく、募集内容を開き、自分が条件を満たす案件を数えてください。

当サイトでは、次の式で有効案件率を計算する方法をおすすめします。

  • 有効案件率=応募条件を満たす案件数÷確認した案件数×100

たとえば30件を確認して、応募できる案件がクラウドワークスで9件、ランサーズで4件なら、有効案件率はそれぞれ30%と約13%です。この場合、手数料だけでランサーズを選ぶより、クラウドワークスを中心に応募したほうが受注機会を増やせる可能性があります。

仕事形式の違いで選ぶ

案件へ応募するだけでなく、自分のサービスを出品して依頼を待ちたい人は、仕事形式まで比較しましょう。

募集案件へ応募するなら両方利用できる

プロジェクト、コンペ、タスク形式は両サービスに用意されています。

プロジェクト形式では、募集を探して提案文や見積もりを送り、条件に合意してから仕事を始めます。ライティング、動画編集、Web制作、デザイン、オンライン事務など、成果物や業務内容が決まっている仕事に向いています。

タスク形式では、アンケートや簡単な入力などをすぐに始められます。ただし、1件ごとの報酬が少ない案件もあるため、作業開始前に想定時間を確認してください。

コンペ形式は、ロゴやネーミングなどの作品を提案し、採用された場合に報酬を得る形式です。実績が少なくても提案内容で選ばれる可能性がありますが、不採用なら制作時間が無報酬になる点に注意が必要です。

サービスを商品化して売るならランサーズ

「記事を5本作成」「バナーを3サイズ制作」のように納品範囲を固定して販売したい人は、ランサーズのパッケージ機能と相性があります。

募集を探すだけでなく、自分のサービス内容、価格、納期などを設定し、発注者から相談や購入を待てます。

ただし、出品するだけで依頼が来るとは限りません。誰向けのサービスなのか、何を納品するのか、料金にどこまで含むのかを具体的に示す必要があります。

クラウドワークスがおすすめな人

手数料だけでなく、自分の希望条件に合う募集をクラウドワークスで多く見つけられる人におすすめです。

  • クラウドワークスで応募可能な案件が多く見つかった人
  • 1契約20万円を超える大型案件を受注する人
  • すでに評価や受注実績を獲得している人
  • 時間単価制の案件も探したい人
  • プロクラウドワーカーを目指して実績を集中させたい人

クラウドワークス」には、一定の納品完了率、評価、獲得報酬、スカウト数などを満たした人を認定するプロクラウドワーカー制度があります。

評価は別サービスへ移せないため、すでにクラウドワークスで良い評価を獲得しているなら、手数料差だけを理由に移動すると営業上の不利が生じる可能性があります。

ランサーズがおすすめな人

数千円から10万円程度の契約が中心で、受取額を少しでも多く残したい人には「ランサーズ」がおすすめです。

  • 10万円以下の単発案件から始める初心者
  • 手数料を一定の料率で計算したい人
  • パッケージとして自分のサービスを販売したい人
  • 月額報酬や直接依頼も活用したい人
  • 認定ランサーを目指して実績を集中させたい人

認定ランサーは、獲得報酬、過去1年間の評価、仕事完了率、タスク承認率、各種認証などの基準を満たした利用者に付与されます。

高評価を維持しながら実績を積めば、応募時の信頼材料になります。ただし、認定を得ること自体ではなく、継続依頼と実質時給を増やすことを最終目標にしてください。

初心者は両方に登録したほうがよい?

登録は両方、実績作りは条件のよい片方へ集中する方法が現実的です。

両方に登録すれば、同じ職種でも異なる発注者や募集を比較できます。一方、毎日両方のプロフィールを更新し、すべての募集へ応募すると、案件探しだけで時間を使ってしまいます。

最初の7日間は両方を比較し、その後30日間は有効案件率が高かったサービスを中心に使ってください。

期間実行すること判断材料
1日目両方に登録し、同じ内容のプロフィールを作る比較条件をそろえる
2~4日目同じキーワードと予算で各30件を確認する有効案件数、応募者数、予算
5~7日目各サービスで条件のよい案件へ3件程度応募する返信数、面談数、条件交渉の内容
8日目主に使うサービスを1つ決める有効案件率、返信率、手数料
9~30日目選んだサービスを中心に応募する受注率、受取額、実質時給

最初の案件を取る流れは、関連記事「副業初心者が最初の案件を取るまでの流れ」でも解説しています。

案件を選ぶときのチェックポイント

サービス名よりも、案件ごとの契約条件と発注者の情報を確認することが重要です。

確認項目確認する内容
仕事内容納品物、数量、ファイル形式、担当範囲が明記されているか
報酬税込・税抜、手数料控除後の受取額、源泉徴収の有無
納期初稿日、最終納品日、連絡可能時間が現実的か
修正修正回数、追加料金が発生する条件が決まっているか
発注者本人確認、評価、募集実績、途中終了の内容を確認できるか
仮払い作業開始前に仮払いが完了するか
継続条件月間の依頼数、契約期間、継続後の単価が具体的か
実績公開ポートフォリオへの掲載可否を契約前に確認できるか

仮払い前に作業を始めない

クラウドワークスとランサーズのどちらでも、仮払いが完了してから作業を開始してください。

仮払いは、発注者が報酬を先にプラットフォームへ預ける仕組みです。契約だけを済ませ、仮払い前に完成品を渡すと、支払いに関するトラブルが起きる可能性があります。

「納期が近いので先に始めてほしい」と言われても、仮払い完了を確認するまでは本作業へ進まないようにしてください。

無償テストと外部誘導に注意する

採用判断に必要な範囲を超える無償テストや、契約前のLINE・説明会への誘導には注意が必要です。

完成品として利用できる記事、動画、デザインなどを無償で作らせる募集は避けます。テストが必要なら、作業範囲、報酬、使用目的、本採用後の条件を確認してください。

教材購入、登録料、保証金、商品購入などを求める案件にも応募しません。危険な募集の見分け方は「副業詐欺の見分け方」で詳しく解説しています。

受注率を上げるための使い方

どちらへ登録するかより、「この案件を任せられる根拠」をプロフィールと提案文で示すほうが受注率へ影響します。

プロフィールは肩書きだけで終わらせない

得意分野、納品できるもの、使用ツール、対応範囲を具体的に書きます。

「Webライターです」「動画編集ができます」だけでは、同じ肩書きの応募者との違いが分かりません。

次のように、対象と納品物を絞ってください。

  • 地域の店舗向けに、来店前の疑問を解消するSEO記事を作成する
  • 採用活動を行う企業向けに、社員インタビュー動画を編集する
  • ネットショップ向けに、商品画像と広告用バナーを制作する
  • 小規模事業者向けに、売上集計表と作業手順書を整備する

提案文では募集内容を理解した証拠を示す

採用されやすい提案文は、自己紹介より先に発注者の目的と対応方法を書いています。

募集文をそのまま繰り返すのではなく、発注者が何を解決したいのかを1つ拾います。

募集内容を拝見し、今回は記事数を増やすことより、比較検討中の読者がサービスを選べる構成が重要だと理解しました。

公式情報を確認したうえで、構成、本文、比較表、出典整理、WordPress入稿まで対応できます。初稿は素材受領から5日以内、修正は2回までを想定しています。

関連する制作例:[URL]

提案文を大量送信するより、条件に合う案件へ内容を変えて応募するほうが、返信率を分析しやすくなります。

受注後は実質時給を記録する

契約金額ではなく、手数料と営業・連絡・修正時間を含めた実質時給で案件を評価してください。

次の式で案件ごとの採算を計算します。

  • 実質時給=(受取報酬-案件に必要な経費)÷総工数

総工数には、制作時間だけでなく、案件探し、提案、打ち合わせ、連絡、修正、納品、入金確認まで含めます。

低単価案件から抜け出す方法は「クラウドソーシングは稼げない?低単価案件から抜け出す方法」も参考にしてください。

クラウドワークスとランサーズに関するよくある質問

最後に、登録前に迷いやすい疑問を整理します。

両方に同時登録しても問題ありませんか?

両方へ登録して案件を比較すること自体に問題はありません。

ただし、クラウドワークスで知り合った発注者をランサーズへ移すなど、手数料を避ける目的で取引場所を変更してはいけません。発注者と出会ったサービスの利用規約に従って契約してください。

同じプロフィールを使ってもよいですか?

経歴や対応範囲は共通化できますが、検索カテゴリや入力項目に合わせて調整してください。

基本情報を共通の原稿として保存しておけば、更新の手間を減らせます。ただし、応募する案件に合わせて実績の並び順や冒頭文を変えたほうが、発注者に関連性が伝わりやすくなります。

初心者向けの簡単作業から始めるべきですか?

操作方法や納品の流れを覚える目的なら利用できますが、簡単作業だけを長期間続けることはおすすめしません。

アンケートやデータ入力の実績を増やしても、ライティングや動画編集の能力を証明できるとは限りません。最初から、今後受注したい仕事に近い小規模案件を選んでください。

副業収入が少なくても確定申告は必要ですか?

年間20万円以下なら誰でも申告不要になるわけではなく、住民税の申告が必要になる場合もあります。

また、クラウドソーシングのシステム利用料は、業務に必要な費用として必要経費にできる可能性があります。取引明細、振込履歴、手数料の記録を保存してください。

詳しい条件は「副業所得が20万円以下なら確定申告は不要?住民税との違い」で解説しています。

まとめ

10万円以下の案件を中心に始めるなら「ランサーズ」、1契約20万円を超える大型案件なら「クラウドワークス」が手数料面で有利です。

ただし、最終的なおすすめは、サービス全体の案件数ではなく、自分が応募できる有効案件数によって変わります。

  • 税込契約額20万円未満ではランサーズの受取額が多い
  • 税込契約額20万円では受取額が同じになる
  • 税込契約額20万円超ではクラウドワークスが有利になる
  • ランサーズでは発注者側にも5.5%のシステム手数料がかかる
  • 登録は両方、実績作りは条件のよい片方へ集中する
  • 7日間、同じ条件で各30件を調べて有効案件率を比較する
  • 仮払い前の作業や費用負担を求める案件は避ける

クラウドソーシングは、登録しただけで稼げるサービスではありません。自分に合う案件を選び、手数料控除後の受取額と総工数を記録しながら、継続依頼につながる実績を作っていきましょう。

月の収入目標から仕事量を逆算したい人は「副業で月5万円稼ぐには何をすればよい?必要な作業時間とスキル」も参考にしてください。